木々や草花が豊かな境内では、四季折々でさまざまな表情を見せてくれます。
新緑の涼しさや秋の紅葉と共に、創建より600年以上に渡って続いてきた
圓通寺の佇まいと空間を体感してみてください。

圓通寺を散策する walkmap

1表門

  • 国指定文化財
  • 室町時代

敷地の東の端に構える圓通寺の表門は、応永9年(1402)開山当初の面影を残す建造物です。国指定重要文化財、並びに日本遺産「かさましこ」の構成文化財となっています。益子世間遺産にも認定されています。
室町時代の特色をよく表した建造物として優美な姿が評価されています。
各種行事やイベントの時期のみ門が開放されます。

本堂 写真

2本堂

本堂は、履物を脱いで自由に拝観が可能です。入り口には、正親町天皇(おうぎまちてんのう)の直筆を額に起こした「大澤山(だいたくさん)」の山号額(さんうがく)が掲示されています。中には【 県指定重要文化財 】銅造阿弥陀如来立像(どうぞうあみだにょらいりゅうぞう)・両脇侍(りょうわきじ)、【 県指定重要文化財 】木造阿弥陀如来坐像 (もくぞうあみだにょらいざぞう)を常時公開致しております。また、東日本大震災を機に多くの自然災害等の復興を願う和顔地蔵(わげんじぞう)を安置しています。どうぞ優しく撫でてお参りください。

  • 県指定文化財銅造阿弥陀如来立像・両脇侍
  • 県指定文化財木造阿弥陀如来坐像
願掛け夢観音 写真

3願掛け夢観音

観音様の前には、鐘楼堂を構えています。ご自身や身の回りの方々を想いながらお祈りをして頂き、願掛け後には鐘を鳴らしてください。小さくも爽快な鐘の音が響き渡ります。

観音堂 写真

4観音堂

元は境内の北100mほど先に御堂がありましたが、明治時代の農地開放や山林開放により飛び地になったため、現在の地に移築されました。御堂の中には、馬頭観音が祀られています。

一切経塔 写真

5一切経塔

  • 県指定文化財

火災により焼失した大沢文庫の第三書庫を、圓通寺第40世(せ)良範(りょうはん)上人が再建した2重の塔です。
その前には涅槃像が安置されております。涅槃像とはお釈迦様がお亡くなりになった姿を表現しており、お釈迦様がお亡くなりになることを涅槃(ねはん)に入ると言います。

鐘楼堂 写真

6鐘楼堂

  • 東日本最大

鐘楼は東日本最大で、重量3750kgにも及びます。
圓通寺57世(せ)仁誉良彦上人(にんよりょうげんしょうにん)が、大東亜戦争によって供出された鐘と焼失した御堂を再建しました。
平和を願いながら心を込めてお撞き(おつき)下さい。

遊歩道 写真

7遊歩道

  • 2021年 新設

遊歩道は、本堂の裏山を散策することができ、木々や季節の草花などの自然を、より間近で味わうことができます。小さなお子様やご年配の方も安心してご参拝ください。秋の紅葉ライトアップ時には遊歩道も含め全山ライトアップされます。

夫婦観音 写真

8夫婦観音

  • 2021年 新設

夫婦円満を願う観音様です。日本庭園を見守るように立っており、訪れる参拝客を優しく見守ります。

日本庭園 写真

9日本庭園

庭園中央の滝から続く池には、鯉が悠々泳いでいます。紅葉の木々や2本の滝の音に心を休めながら、ゆったりとした雰囲気を味わって頂けます。